H18年 5月 札幌公演   

公開カウンセリング。約1100人の中から、6名が選ばれました。

障害のあるお子様を持つお父様、結婚して1年ちょっとでご主人を亡くされた奥様、
障害を持つお子様を列車の事故で亡くされたお母様など・・・・。
そして最後に、なんと私を選んでいただきました。

どの内容もとても考えさせられるものであり、列車の事故でお子様を亡くされたお母様には、最後に江原さんがマイクを切って耳元でメッセージを送られる場面もありました。

私は用紙に、つらかった息子の最後のときのこと、そして私たちへのメッセージ、
あの子の声を聞かせてくださいと書きました。

最後のときのことを聞くことはとてもつらいことでしたが、私はどうしても息子の思いを知りたかったし、真実を受け止めて苦しみを感じたかったのです。
江原さんはしっかりとそれを伝えてくださいました。

「うん・・・成仏はしているけど、時々見に来ているね。
これはこの子にとっても、あなたにとってもあまりよくないな・・・
だって、お母さんがボクの名前を一日に何度も呼ぶんだって言ってるよ。」

(えっっ!!!まさにその通り・・・!!)

「お香か何か焚いてるの?いいにおいがするんだって言ってる。」

(とても気に入っているお線香があって、すごくいいお香のような香りがします!そしてみんなにかわいがられ、本当にたくさんのお花をいただいて、いつもお花に囲まれていたこと、ちゃんとわかっているんですね!)

「あなたわりと勘のいい人だからわかると思うけど、顔をさわられてる感じしない?わからないかな?この子はね、もともと顔をさわるのが好きな子だったはずなの。」

(好きでした・・!聞かれたときはすぐに思い出せなかったのですが、ふわっと私の両ほほを包んでくれている感じがしたことが何度かありました!!!)

「うん・・・家族もそうなんだけど、あなたが一番ひっぱっちゃってるな・・・だから、腰も痛くなるの。
腰の辺りにぶらさがるような感じになっちゃってる。」

(本当にすごく痛かったので、びっくりしました!)

「あのね、家族のつながりを大切にしてほしいって。
ごめんね、あなたは家族のつながりってよくわからないままこれまで来ちゃったの、
だから本当の家族のつながり、家族の愛を教えるためにボクは生まれてきたんだよって言ってる。
そして愛されることがこの子にとっての学びでもあったはず。だからこの子は誰からも愛される華のある子だったと思う。」

(私も息子からそれを学んだと思っていました。そして、親ばかですが、とっても華やかなスーパー2歳児だったのです。)

「お母さんはいつまでもうじうじ考えちゃってるけど、仕方がなかったんだよって言ってる。もっと前向きに生きてほしいって。必ず、逢えるんだから。」

そういって江原さんは、会場のみなさんに、

「すごいでしょう、こんなに小さくてもあちらの世界にいったら、お母さんのことを心配できるようになるんですよ。みなさん、愛する人を亡くすことはかわいそうなことだと思っているかもしれませんが、そうじゃないんですよ。必ず逢えるんですから。年をとっていても、ちゃんとわかるんです。」

「でも、(もっとはやく病院に連れて行けば)絶対に助かったはずと・・・どうしてもあきらめきれなくて・・・。」と私。

「そうだね。でも・・・宿命だな・・・だって病院や注射が嫌だったっていってるんだもの。嫌いな子だったでしょう?」
(はい、大嫌いでした・・・・。)

「(息子の)宿命を(私の)運命として変えられなかったんでしょうか・・・。」とばかな私。

「宿命と運命はちがうの。私の話聞いてなかった?ちゃんとわたしの本も読んで勉強してください!」と叱られました^^;
(すみません、どうしてもあきらめきれなかったので・・・。ちゃんと勉強します^^;)

「親を悪く言わないでって言ってる。親は完璧ではないし、どんな親でもまちがいはある。ご先祖様があって親があっていまのあなたがいるの。これはあなたの守護霊さんも言ってる。」

(性格や価値観の違いから、親との関係は良好とは言えませんでした。息子が亡くなったことでいろいろすれ違いもあり・・・悲しませているだろうな・・・と思っていました。)

そして最後に、大きな手で握手してくださいました。

何度テレビの番組に手紙を書こうと思ったかわからないほど、ずっとずっとお逢いしたかった江原さん。息子の魂の声を聞かせていただき、本当に、いまでも夢のようです。

ステージの上でも、最後まで涙が止まりませんでした。あの子はちゃんと存在しているということを感じることが出来たことが、何よりわたしの生きる支えとなりました。
本当に本当にありがとうございました。

そして、愛するわが子と、ご先祖様、守護霊様に感謝の気持ちでいっぱいです。