YOUさんの体験
管理人(みえこ)(^^)
「皆さんへこのページでご紹介するYOUさんは、
16歳の息子さんを見送られたお父様です。
虹のお仲間になっていただきました経緯など、すべてをここにアップさせていただきます。
このサイトではお母様が多いのですが、
このようにお父様での立場でのご参加は本当にありがたく思います。
父親・母親の立場は違えども、同じ愛するわが子を失った一人の人間として、
痛みを共有し、いたわり合おうとすること・・・今生の学びでもあると思います。
ご覧になってくださってるお父様たちへの何らかの応援や癒しに繋がることと思います。
心良くお辛い心情を書いて送ってくださったYOUさんに感謝いたします。」
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<アンケートメールより>
みえこ様 よろしくお願いします。
Q1> 幸雄(ゆきお) 京都府
Q2> 大樹(ひろき)
Q3> 16歳(高校2年生)
Q4> 平成18年5月20日(土)AM8時13分
Q5> 飲酒運転の車と息子の原付バイクとの交通事故
Q6> 私は、息子とは一緒に住んでいませんでした。5年前に離婚をして、そして再婚をしております。息子は母親と姉と暮らしていました。 しかし、時々は会ったり、バイクの免許は一緒に付いてあげたりしてました。
事故は、信号のある交差点でおきました。 息子が友達と遊んだ帰り道、信号で停まっていましたが、赤から青に変わる(1秒前)に 少しイレギュラーぎみに前に出たところ、直進していた飲酒運転の車が、信号が黄色から赤になると思い、スピードを時速70キロに上げ、交差点に進入しました。
息子は横から車に当てられ、30m車と一緒に飛ばされ、頭をフロントガラスに当てられ救急車ですぐに運ばれましたが、脳が片寄っていて、手術が出来ないほどでした。 そして、3時間後の8時13分に息をひきとりました。
私は、間に合わなくて、母親、姉、祖父母、が見守ってくれました・・。
息子の事故後の顔を私は目に焼き付けようとしました。 (この行為は後に私の脳裏に焼き付き、悲しさが倍増してしまったと思います。)
その場は現状が飲み込めなく、わけがわからない・・、母親、姉、祖母は泣き崩れていました・・。
その後、事故のことで、これも今から考えても偶然とは思えないことがありました。
土曜日の早朝の事故だったので、目撃者が一人しかいませんでした。 しかし、その目撃者がタクシーの方で、事故衝突時にカメラで記録ができる車でした。 そのタクシーの停まっていた位置が、まさしく事故の目の前で停まっていました。 それに加え、タクシーの方が、とっさに車に衝撃をあたえ、カメラを作動させてくれていました。
それを警察に提出してくれ、事故の一部始終が映っていたおかげで、信号、時速など死人に口なしと言われますが、息子が残してくれたと思っています・・・。 相手は、現行犯逮捕になり、始めは事故の細かい事は警察から教えてもらえませんでした。 そのジレンマはすごくありましたが、ここでもある出来事がありました。
その警察の交通課長が最近交通事故で、自分の家族で娘さんが亡くなり、息子さんは傷、
奥様もケガをされて、まだ、相手と話がつかず、憎しみがあふれ、悲しんでおられる方でした。
そのため、私共の気持ちをわかってもらい、救われた部分もありました。 でも、その時私は亡くなった娘さん(まだ小さい子供さんみたいです)は辛くないのかな?と思ってしまいました。(1年以上たっていると記憶しています)
事故の裁判は母親は行きたくないと言っていたので、私が全ての裁判を傍聴しに行きました。 判決は、2年6か月の実刑に決まりました。
この判決が出る前から、私は母親にとにかく相手を恨んだり、憎しみで心がいっぱいに
なるのはやめようと言っていました。 息子はそうしても帰ってこないからと・・。 それよりも息子のことを考えよう、息子に何をしてあげられるか、人を恨んで恨んで心がすさむのを息子は喜ばないと思っていました。
しかし、相手は自賠責保険しか入っておらず。 示談は相手の家族との話し合いになりました。
(本人は刑務所に入っているため) この話し合いも今年の3月13日に公証役場でかわし、やっと終わりました。
事故に関しては他にもいろいろありましたが、ここまでのお話が大まかな経緯です。
家に帰ってきた息子はドライアイスに囲まれ、冷たくなっていて・・。
これほど私は涙を流したことはなく、悲しくて、苦しくて、でもぜんぜんその場が信じられない自分がいました。
お通夜の時に、棺桶を一番前にしてもらい、窓の部分も透明の物がしてありましたが、切り取ってもらい触れるように無理に頼みました。
友達も沢山残ってくれて・・、 息子と楽しく話をしてくれていました。
でも、トイレの中から友達の鳴き声が聞こえてきて・・・。 息子の前では泣かないようにしてくれていたと思うと、今でもこのメールを作成しても涙が出てきます。
本当にありがたいと思いました。 みんなすごくいい子で、素直な友達ばっかりです。
京都では、(他府県は知りませんが)親より先に子供が亡くなると、親は焼き場まで行けず、お骨も拾ってあげられません。
私共は「ここまでです。」と言われ、沢山の友達に送られ息子は行きました・・。
その場で、母親は泣き崩れ・・私も自分の手から離れていく気がして・・。
でも、私は、息子に大声で「いってらっしゃいー」と声を張り上げました。
その後、いろいろなことが・・。
息子の住んでいた家の近くに、息子の携帯電話の契約書が落ちていたのを私が見つけました。
私はそれを捨てずに持っていました。
お葬式が終わって、母親、姉とお骨になった息子と家に帰ってから、何げなしにその紙を出してきて、「なんでこんなんが落ちているんや?」と聞くと母親がその紙をず〜と見ていました。そして、いきなり
「わー、この地図事故現場や、ハンコ押したみたいに事故現場が丸で囲んであるー」
と言い出しました。
私が見ても、その地図(携帯電話の店案内地図)にしわしわと、本当にハンコを押したようにその交差点が丸くしわになっていました。
これは、まだ大樹は現場に居るんじゃないだろうか・・助けを求めてるのかもしれないと思いました。
しかし、まだ私と母親は現場に行ける勇気がありませんでしたが、姉が「私行ってくる」と言ってくれ、翌朝10時に現場に行ってくれました。
息子は祖母が大好きで、祖父母の家が徒歩5分ということもあって、よく家に行って
は祖母にベタベタくっついていました。
(高校生になっても)そして、帰る時に、「かえるぞー、ババアー」と言って
祖母に「誰がババアーやー」と怒られるのを楽しんでいたみたいです。
その、祖母も悲しくて、事故の相手を憎み、辛そうでした(祖父母はあっちの世界を
信じておりません)。
祖父母の家に立派なお仏壇があるのですが、ある朝、祖母が仏壇を見ると、お花が畳
にばらまいたように散らばっていたと聞きました。
大樹だと私は思いました。
私は死んだら無になると思っていたというか、実は私は死ぬことが怖い、死を考える
と怖くて眠れない人間でした。
そして、この思いは誰にも言ったことがなく、私の心の奥底にだけ仕舞ってありました。
しかし、私は息子の位牌に手を合わし、誓いました。
「あっちの世界を理解できるまで逃げずに学んでいく」と決めました。
母親はあっちの世界はあるだろうと思える人でしたが、悲しみは無くなるわけでもなく、仕事は今年の4月まで
休んでいたほどです・・。
母親も江原さんの本やテレビも見ていましたが・・、私と全く同じ歩調ではありませんでした。
私は江原さんのテレビを見て、本を読み(「死することの真理」を読んだ時は知恵熱がでました・・私には早すぎました。)
そして、こちらのホームページを見つけました。
悲しさ、寂しさ、辛さは、日替わりのように襲いかかってきました。。。
12月31日、江原さんのカウントダウンのチケットが(イープラスの抽選で当選しました)取れ行きました。
講演の途中、涙がかってに出たりしていました。
それからも、江原さんの本「天国への手紙」を何回も読み返し(江原さんの本は11冊読んでいます)
最近、気づいたのです・・。
今、悲しんでいるのは誰のため・・、息子のことを本当に考えてるのか・・、自分と向き合い内観しました。
私が出した答えは・・。 自分の事しか考えていませんでした。。。
悲しい、寂しい、辛いは自分の気持ちで・・、息子の気持ちを心底考えているつもりの、つもりで終わっていました。
この辛さは自分自身の問題、息子には関係ない、自分の弱さを息子のことを考えていると思いこみ
自分を本当に内観できていない自分に気づきました。
そして、急に江原さんの講演会に行きたくなり(4月末に)チケットはなく・・なにげなくネットを見ると
チケットがオークションに出ていました。(ここでも凄い出会いがありました)
そして、今回の講演会に行けるようになりました。
でも、今回の公開カウンセリングに選ばれてほしいとは思っていませんでした。
自分自身の問題と気づいたので、今現在苦しんでおられる方が(苦しい気持ちが痛いほどわかっているので)
選ばれたらと思っていましたので、私が選ばれた時にはもう・・びっくりで、足が震えました。
その時のことは、私は頭が真っ白だったので・・、嫁に後から全部教えてもらいました・・。
その後、チケットを譲っていただいた方にお礼のメールを送ると返事をいただき、その内容に感動しました。
江原さんのサポーターズクラブで、講演会の感想を書く掲示板に(私は入っておりません、携帯電話のみです)
「交通事故で亡くされた方の相談を聞き、自分と重ねて涙しました。 私も、亡くなった息子が、側にきてくれてる
気がしました。」と書いていらっしゃる方がおられたと聞き・・・。 胸が熱くなり涙が出ました・・。
そして、以前からお世話になっていた虹色の心のホームページを思い出し、
私が苦しく、辛いときに勇気づけていただいたことを思い出し、少しでも私の経験が役立つのであればと思い
今回、江原さんとの貴重な体験に感謝をして、また、みえこさんが言っておられる、
江原さんがおられるこの時代インターネットなどある時代に・・、
悲しい出来事ですが、この環境で・・感謝しております。
江原啓之さん スピリチュアルヴォイス2007 未来の創り方
2007年5月10日(木) NHK大阪ホール(約1500席)
18:30開演 22:00終演 1階C14列
<公開カウセンリング申込用紙記入>
「去年5月20日に飲酒運転の車に当てられ息子が亡くなりました。息子の声が聞きたいです。」
4人の方のカウンセリングが終わったところで、終わりの合図が鳴る・・。しかし、
江原さんが、「時間が許すまでみなさんいかがですか」と言われ、会場から拍手がおこる・・。
そして、江原さんが選ばれ少し用紙を見て・・・
「○○ 幸雄さん、何所にいますか?」と言われ手を上げ席から立つ。 一斉に会場の視線を感じて足が震える。
飲酒運転・・ひどいですね、殺人ですよ。と江原さんが言う。
今日来られてますよ、息子さん。 と言われ、この時点で頭が真っ白になる。
離れて暮らしてらしたのですか?と聞かれ 手で「○」と示す。
(5年前に離婚をして、一緒には住んでいませんでした。)
10代なかば・・16歳?17歳?と聞かれ「16歳です」と声を出して答える。
(その時私は、申込用紙に年齢は書いてなかったのに・・なぜわかるのだろう・・。)
今は浄化していて事故の苦しみや痛みはありませんよ。
あなたは自分を責めて「これがいけなかったのか、こうしてやれば良かったんじゃな
いか、嫌われているんじゃないか」と思っているようですが、
「そんなことはない」「いろいろしてもらって感謝している」と言っていますよ。
(びっくりしました、私の一番心の底で思っていた、好かれていないと思っていたことを言われました)
それよりも、「もっと周りの環境に感謝しなさい」と言っていますよ。
江原さん、会場に来ている人達に「16歳という年齢で亡くなっても、こんなに素晴らしいことが言えるんですよ。子供なのに浄化しているから、こういうことが言えるのです。どっちが親だかわかりませんね。」
と言われる。
「この子、素直な子だったんじゃないですか?」と聞かれ「○」
そして、いきなり江原さんが言ったのは・・・。
「もう聞きたくない」と言っていますよ。みんなひどく悲しんでいるから・・
誰を恨んでいいのか、どうしたらいいのか、ぐちゃぐちゃになっているでしょ?事故だから仕方ないけれど・・
「ご主人もすごく悲しんだんじゃないですか?」と聞かれ「○」
「いたずらに悲しまないでほしい」「楽しかった思い出を思い出してほしい」と言っていますよ。
江原さん、再び会場に来ている人達に「みなさん、本当の供養ってなんだかわかりますか?」
「生きている人間が前向きに自分の人生を歩んでいたら、亡くなった人は必ず浄化します。」と言われる。
「この子、明るい子だったんじゃないですか? あなたの後ろで手を腰に当てて笑っていますよ。」と
江原さんはステージで真似て下さった。
私は、声を出し「母親や友達に何か言いたいことはありませんか?」と聞くと、
江原さん、ちょっと怒った様子で
「さっき言ったじゃないですか。“もう聞きたくない”って。いたずらに悲しまないでほしい。
楽しかった思い出を思い出してほしい。って」
「それと、あなたはみんなの悲しみを全部聞き過ぎるのはよくない。」
ほら、あなたの肩を叩いて「幸せにね」って何度も言っていますよ。
「自分の人生を輝かせて歩んでほしいってね。」
最後に会場に来ている方から拍手をされて・・席についたが、
余りにも予想外だったので最後まで頭が真っ白だった。
席についてから、右肩が温かくなっていると感じて・・・。
そこで始めて、涙があふれてきました。
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みえこ様 長々とすみませんでした。
一人でも、お気づきになられる方がいらっしゃいましたら幸いと思っております。
すでに、先ほど送らせて頂いた、公開カウンセリングの内容は母親、姉、祖父母に持って行き説明をしました。
みんな笑顔、笑顔で、よかった〜と言ってくれました。悲しみではなく、寂しさは残りますが霊界はあると理解できるといつかは会えると心から思えます。
今私は、息子にぬかされているみたいなので(江原さんに、どっちが親かわかりませんね)
負けるわけにはいきません!!
人の気持ちのわかる人、自己責任が持てる人になっていきたいと思っています。
今回のこの出来事は、人生で一番辛く、悲しいことでしたが、最後まで逃げずにやってこれて良かったと思っております。
人はそれぞれ課題を持って生まれてきているので、父親、母親であっても考え方、前に進むスピードは違うと思っております。
最終的には自分自身で気づかないといけないのです。
でも、人は人でないと気づけないと思います。
しかし、最後に決めるのは自分だな〜と私は気付きました。
5月20日の一周忌は、友達や彼女が来てくれます。
その時に、私が江原さんに霊視していただいた内容を伝えようと思っています。
今から楽しみです。信じてもらえない友達もいるかもしれませんが、しかたがないと思います。
でも、この先にわかる日が来ると願いながら伝えていきたいです。
何かわからないことなどありましたらご連絡下さい。
宜しくお願い致します。
(YOU)
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管理人(みえこ)「YOUさんからこのような素晴らしい内容をお知らせいただいただけでも
江原さんの「天国からの手紙」のスタッフの方から
電話はあったのですが・・。
突然の電話だったのですが、公開カウンセリングに選ばれ江原さんから
息子の思いを聞けましたのでと、スタッフさんに伝え辞退しました。
私は、息子の思いも聞けたし息子は浄化してることも江原さんから
教えて頂いたので・・、現在、もっと悲しんでおられる方が選ばれるように
と思いました。
辞退したと言っても、江原さんの本に「応募数は1万通ぐらいあり、
審査をして3百通に絞り、スタッフの方が電話をして事情を聞き
50通に絞り、江原さんが霊視をして5件を決めてます。」と書いて
ありました。
しかし、電話があったのはビックリでした。
母親にも説明をして、辞退したことを伝えると「それで良かったと思うよ」と
言ってくれました。
お忙しいのにメールを頂きすみませんでした。
YOU